法人理念

● ユーアイ村は、平成3年に創業し、平成13年に社会福祉法人になりました。障がいのある人のグループホームや働く場所づくりから始まり、平成17年に特別養護老人ホームを開設。平成28年4月には認可保育所が開園し、障がい福祉、介護、保育と、ケアが必要な分野の包括的な支援ができる法人をめざしています。

● 「Do one more, what you can.─自分でできること、ひとつでも多く」がユーアイ村の合言葉。障がいのある人も、介護を必要とする人も、できるだけ自立して自分らしい生活ができるように。自尊心をもって、自己決定して、主体的に生きられるように。自分の人生の主人公になれるように。小さな子どもたちは、地域社会の一員として多様な大人に囲まれ、十分な支援を受けて発育できるように。

● ユーアイ村は、すべての人を包摂する地域社会をつくるために、高齢者だけの福祉や、障がい者だけの福祉という区別された福祉ではなく、子どもからお年寄りまで、支援が必要な人が安心して暮らせる地域社会の実現に貢献します。地域の人に開かれた施設、人が寄ってくる、人が集まってくる社会福祉法人をめざしています。

社会福祉法人ユーアイ村 案内パンフレットのダウンロードはこちらから

【ユーアイグループ】

●社会福祉法人 ユーアイ村

・本部事務局
・特別養護老人ホーム ユーアイの家(入所・ショート・デイサービス)
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1839-1
TEL 029-222-1822
FAX 029-222-1833

・居宅介護支援事業所 ユーアイケアプランセンター
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1429-12 まるごとカフェ内
TEL 029-222-1823
FAX 029-246-6501

・水戸市東部高齢者支援センター
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1429-12 まるごとカフェ内
TEL 029-246-6216
FAX 029-246-6217

・共生型サービス事業所 ユーアイファクトリー(障害:生活介護/介護:通所介護)
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1843-3
TEL 029-350-9202
FAX 029-350-9203

・障害者グループホーム ユーアイホーム(共同生活援助)
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1768-1
TEL 029-239-5062
FAX 029-239-5063

・障害者相談支援 ユーアイサポート(特定相談支援事業)
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1839-1
TEL 029-222-1822
FAX 029-246-6501

・障害福祉サービス事業所ユーアイキッチン(就労継続支援B型)
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1429-12
TEL 029-212-3775
FAX 029-212-3776

・認可保育所 ユーアイほいくえん
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1447-1
TEL 029-297-1211
FAX 029-297-1212

・子育て支援拠点事業 ユーアイ子育て支援センター
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1429-12 まるごとカフェ内
TEL 029-297-7708

●株式会社 ユーアイデザイン
住所 〒310-0827 水戸市吉沼町1429-12 まるごとカフェ内
TEL 029-303-6001
FAX 029-303-8084
https://www.you-i-design.jp

沿革

平成3年9月 茨城県生活ホーム事業 ユーアイホーム 開設

平成5年4月 茨城県生活ホーム事業 第2ユーアイホーム 開設

平成9年4月 小規模作業所 ユーアイ工房 開設

平成11年4月 小規模作業所 陶工房あさひ 開設

平成13年10月 社会福祉法人ユーアイ村 設立

同時にユーアイ工房を知的障害者小規模通所授産施設へ移行させる

平成15年4月 支援費制度開始とともに、陶工房あさひを知的障害者デイサービス事業所に移行させる

平成16年10月 知的障害者グループホーム 第3ユーアイホーム 開設

平成17年5月 ユーアイホーム、第2ユーアイホームを知的障害者グループホームに移行させる

平成17年5月 居宅介護支援事業所 ユーアイケアプランセンター 開設

平成17年8月 特別養護老人ホーム ユーアイの家 開設

平成18年10月 障害者デイサービス陶工房あさひを、障害福祉サービス事業所(自立訓練)あさひ工房へ変更

平成18年10月 障害者小規模通所授産施設ユーアイ工房を障害福祉サービス事業所(就労以降支援)ユーアイ工房へ変更

平成19年6月 ユーアイ工房を水戸市千波町茨城県総合福祉会館1階へ移転、店舗名をユーアイキッチンに変更

平成21年11月 あさひ工房が水戸市吉沼町に新築移転。施設名をユーアイファクトリーに変更

平成25年11月 ユーアイデザイン開始

平成26年8月 ユーアイホームが水戸市吉沼町に新築移転

平成27年2月 障害者相談支援事業所ユーアイサポート開設

平成27年4月 水戸市委託事業の水戸市東部高齢者支援センター開設

平成28年4月 認可保育所ユーアイほいくえん開園

平成28年5月 水戸市委託事業のユーアイ子育て支援センター開設

平成30年8月 有限会社平井情報デザイン室を社名変更して株式会社ユーアイデザインとし、ユーアイグループの一員に。

令和元年9月 まるごとカフェ開設。まるごとカフェ内に、ユーアイキッチン、ユーアイ子育て支援センター、ユーアイケアプランセンター、ユーアイサポート、水戸市東部高齢者支援センター移転。

役員・職員紹介

理事長 藤澤利枝(ふじさわりえ)

1971年水戸市生まれ。水戸第二高等学校卒、明治学院(社会福祉)卒後、(公益財団法人)松下政経塾へ入塾(第14期生)、その後ドイツへ留学しベルリン工科大学で公衆衛生学修了(MPH取得)。1997年に水戸に戻り、父が始めた福祉団体ユーアイ村の仕事を手伝う。2001年社会福祉法人ユーアイ村設立し事務局長に就任、2017年父の跡を継いて理事長就任、現在に至る。社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、保育士。

社会福祉法人ユーアイ村 役員・評議員 (令和5年6月現在)

●理事長  藤澤 利枝
●理事 平井 夏樹 株式会社ユーアイデザイン代表取締役
●理事 立川 利行 社会福祉法人ユーアイ村職員
●理事 塙 行弘 社会福祉法人水戸市社会福祉協議会職員、社会福祉士
●理事 本多 久美子 社会福祉法人ユーアイ村職員
●理事 中山 輝美 社会福祉法人ユーアイ村職員
●監事 原口 哲也 税理士
●監事 大関 雄志 特養アクティブハートさかど施設長、社会福祉法人豊心の会理事
●評議員 住出 広行 オバタ総業㈱勤務・元入居者ご家族
●評議員 加部東 孝浩 特養うみべの家施設長、社会福祉法人浩喜会理事長
●評議員 橘 憲一 ㈲アイル代表取締役、社会保険労務士、元入居者ご家族
●評議員 磯野 敦義 行政書士
●評議員 坂場 一成 吉沼町上組町内会長、㈱夢大陸代表取締役、元入居者ご家族
●評議員 森田 冴子 弁護士
●評議員 塙 のぞみ 元水戸市東部高齢者支援センター長

社会福祉法人ユーアイ村 定款

こちらからダウンロードできます(PDF)

役員及び評議員の報酬等に関する規程

こちらからダウンロードできます(PDF)

それぞれの施設ができたわけ

ユーアイ村は、前理事長(現理事長の父)が、1991年(平成3年)に茨城県で初めての障害者生活ホーム(グループホーム)を作ったことから始まりました。当時、障害者は、コロニーという人里離れた大型の入所施設で隔離されて生活するのが主流だった時代に、「障害があっても親元から独立し、できだけ自立して、地域の中で当たり前に生活したい」というノーマライゼーションの思想に合致した画期的な試みでした。ユーアイ村の原点は、「障害がある」というだけで、私たち健常者と全く違う生活を送らざるを得ない、当時の貧しい日本の福祉制度を、根底から変えたいという思いにありました。「自分でできること、ひとつでも多く」という言葉も、こうした背景から生まれました。最初は、私たち家族と何人かのスタッフで始まったユーアイ村も、少しずつ大きくなってきました。大きくなった理由は、「そのときそのときの必要性に応じ、現場のニーズから発したものでした。ユーアイのすべての施設に、その施設がなぜ必要だったのかの理由があるのです。

1番目

ユーアイホーム(障害者グループホーム)

28年前、ユーアイ村で一番初めにできた施設です。昔は、理事長家族もホームの敷地内に暮らしていて、24時間365日対応していました。晩酌大好きな入居者Mさんと一緒にビール飲みながら夕食を作っていたおおらかな時代でした。家族が少し大きくなったようなホームで、お金もなくて、何でも自分たちで作って楽しく暮らしていました。その後、入居希望者に対応するために、第2ホーム、第3ホームと作っていきました。現在は、通いのスタッフが対応をしていますが、当時はすべてのホームに職員が同居するスタイルでした。

 

2番目

ユーアイキッチン(障害者の就労支援施設)

バブル経済がはじけて不況だったころ、障害者を雇用してくれる会社はほとんどありませんでした。そこで障害者の働く場所が必要だと、1997年(平成9年)に小規模作業所として設立しました。最初の施設長はイク子さん(理事長の母)で、お弁当と農業と陶芸という、ヘンテコな組み合わせの作業でスタートしました。二代目の施設長は現ユーアイの家施設長の藤澤康彦さん。相変わらずお金もなくて、毎日、狭い施設で朝から晩まで働いて、でも若かったから楽しかった日々でした。その後、2007年(平成19年)千波町の茨城県総合福祉会館に引っ越ししました。

3番目

ユーアイファクトリー(障害者の生活介護施設)

ユーアイキッチンはお弁当の事業が拡大し、とても忙しくなりました。あまりに忙しくて、スタッフやボランティアさんが一心不乱に働き、重い障害のある利用者たちに「忙しいんだから、何もしないでそこに座ってて」という本末転倒な状態も出てきました。そこで、重い障害があって働く状態ではないけれど、自分の得意なことや強みを活かして、日中楽しく通えて自分の居場所だと感じられる施設を作ろうと思いました。それが1999年(平成11年)にできたファクトリーです。大きく分けると、ユーアイキッチンは「仕事する平日大変で行きたくないけど、休みの土日が楽しみな場所」で、ファクトリーは「通所する平日は楽しみで、土日はファクトリーが休みでつまらない場所」をめざしました。

 

 4番目

ユーアイの家(特別養護老人ホーム)

ユーアイホームの入居者が少しずつ年をとってきました。50代の入居者の親は80代になり、「親亡き後」を心配していました。そこで生涯にわたって安心して暮らせる場所を作りたいと2000年(平成12年)から、前理事長が特養建設の協議を県と始めました。ちょうど介護保険が導入された年で、まだユニット型特養はほとんどない時代でした。特養建設はとてもお金がかかります。大きな借金を抱えることになり借入申請の書類にハンコを押す手が震えました。2005年(平成17年)に特養が出来上がりましたが、小泉政権の「聖域なき改革」で補助金が竣工直前に大幅に削減され、追加の借入をしたり、大変な思いで作りました。それまで30人だった職員が一気に100人を超えました。この時代からユーアイを支え続けてくれた職員が今もたくさんいてくれることは、ユーアイの大きな宝です。

 

 5番目

ユーアイデザイン

震災直後に始めた「がんばっぺ!茨城」プロジェクトで一緒だったデザイナーに、ユーアイキッチンのお弁当の販促ツールを依頼したことがきっかけでした。当時のユーアイキッチンは業務が複雑で効率が悪く、利用者は仕事ができなくていつも怒られていました。その状況を見たデザイナーが「それって、仕事ができないんじゃなくて、やる仕事がわからないだけじゃない?」と発した言葉から、仕事がわかる、できる、ほめられる「タスカルカード」というツールが生まれました。その後も「認知症すごろく」などを作り、いつしか会社になってました。福祉×デザインで、福祉の仕事の魅力を伝える役割になりたいと思っています。

 

 6番目

ユーアイほいくえん

特養ユーアイの家も開設から10年たったころから、看取りの件数が多くなっていきました。年に15~6人の方が天国へと旅立ちます。どんなに日々のケアに力を入れても、リハビリだ、歩行だ、水分摂取だとがんばっても、当たり前ですが、お年寄りはだんだんに食べられなくなり、飲めなくなり、最期を迎えます。何度体験しても慣れることなく心が重くなります。そんな中、ユーアイほいくえんの子どもたちの姿をみていると、命の循環や再生を感じることができます。個人として命には終わりがあり、必ず人は亡くなっていく。でも、人類はこうして再生して、命は循環していく。大げさでなくそう思えます。地域の中にいろいろな年代の人がいることは、素晴らしいことです。相互の交流こそ、ユーアイ村の醍醐味なのです。

 

 7番目

まるごとカフェ[2019年(令和元年)9月1日オープン]

2015年(平成27年)に高齢者支援センターを始めたら、地域の中には高齢者のことだけではなく、障害や子育て、貧困など、多様なニーズがあることがわかり、縦割り福祉じゃダメだと思いました。そこで、障害福祉、子育て支援も、介護も、なんでも相談できて、何でも対応できる場所を作ろうと考えました。それが新しくできた「まるごとカフェ」です。千波町にあったユーアイキッチンを移転させて併設し、子どもたちが遊びまわる園庭を望んだカフェもあります。地域と福祉をつなぎ安心を生み出す場として、地域のみなさまと一緒につくり育てていきたいと思っています。包括的な支援ができる職員育成にも力を入れていきます。

入札公告

工事名 工事場所 入札日 備考
特養ユーアイの家 避難スロープ工事

特別養護老人ホームユーアイの家
水戸市吉沼町1839-1

R3年9月6日(月)

【終了しました】

詳細はこちら(PDF)

入札公告はこちら(Word)

アクセスマップ

・大洗鹿島線 東水戸駅 下車 徒歩3分